〜靴作り、まずは「フラメンコシューズ」の制作から〜
10年ほど前、フラメンコの練習に打ち込みすぎたとき、普通に歩いていても足が地面に接するたびに激痛が走るようになり、駅から自宅まで長時間かけてとぼとぼ歩くようになってしまいました。
交通事故で痛めた足を更に「合わないフラメンコシューズ」で痛めた果、足の故障が起きたのです。
それで、足にあったフラメンコシューズの開発から手がけていくことにしました。
最初に手がけたフラメンコシューズ |
自分の足で試してみて、これなら痛くないと出来上がったのが、「アモル」というのフラメンコシューズです。
アモルは、つま先も丸く、足を優しく包み込むような感じで作りました。
靴の名前AMOR=愛をこめて包むようなイメージです。
ベルトも幅広で、しっかりと固定が出来るようになっています。
私は、甲が薄いのですが、これは特に甲を薄くはしていません。
一般的な日本人にあう木型で作成しています。
なぜなら、当時の私は、ボールの真ん中(足の前半分の丁度中央くらい)が接地するときに激痛を感じていましたので、ここに前半分の衝撃吸収の中敷をしきこむと丁度いい感じで履けたのです。
これを敷き込むと、甲の薄い人に適当なフラメンコシューズになりますので、販売するときは普通幅・普通の甲高のかたにはクッション無しにしています。
イリスは、アモルと同じ木型です。
違いは、ベルトの本数。アモルは1本ベルトですが、イリスは2本ベルトにしてみました。
そのベルトが虹のように見えるので、イリス(=ギリシア神話の虹の女神様)のお名前を拝借しました。
甲が薄い人はベルトをつけると、格段に歩き易くなるのですが、1本よりも2本にしたほうがなお靴と足の密着度が高まります。
このベルトの位置も何回も作り直して調整しました。
パラレル(平行)に留められ、気分によってはクロス(交差)で留められるベストな付け位置を見つけるのが難しかったのです。
お客様によってはパラレルに付けないので、もっとベルトを離して付けてクロスの角度をつけてほしいとのご要望もありました。そういう時は【オーダー品】でお答えしました。
フラメンコシューズとして販売していたのですが、フラメンコだけでなく普通に履いても履き心地がよいとのお声を頂きましたので、もっと一般的なパンプスの開発を進めることにしました。
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