こんにちは
ダンスカンパニーRIS 榊 麻紬美です。
(Roserisはオリジナルブランド名です。)
※ Rose+RISで、「RISが街中に咲かす薔薇」の意味からつけています。
私は3歳から18歳まで、モダンバレエを習っていました。
実は私は習う前、毎晩、膝が痛くて泣いていました。
心配した両親は病院に連れて行ってくれましたが、「特に骨に異常があるわけではなし、単なる成長痛でしょう」との診断だったそうです。
でも、治らずに毎晩「痛い」と泣いていたので、何か脚の健康によいものをと、両親は探したそうです。
そして、たまたま近くで週1回バレエ教室が開かれていたので、そこに通うことになりました。
だから、踊りは自分から習いたいと言って始めたわけではなかったのです。
でも、ピョンピョン飛び跳ねるのは面白いし、何となく続けていました。
小さいころでも、踊りの個性というか、本人の性格は出るものなのですね。私の踊りは、いつも「几帳面」と言われました。
上げる手もきちっとまっすぐ!そして顔も口元をきゅっとひきしめて!
その頃、踊っていた写真が今でも残っています。
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何となく続けていたバレエですが、意外と楽しいかも!と思ってきたのが小学校の6年生くらいでした。
それは、ジャンプをすると、高く飛べて、まるで空中に止まっているような気がしたから!
空中に止まると言うのは、大げさかもしれませんが、空気にひっかかるというか乗っかるようなそんな感覚が持てて、「踊りって面白いな」と思いました。
中学校のダンスの時間は、みんなは嫌いだと言って手を抜いていましたが、私は大好き!
創作ダンスとか、振り付けも担当して楽しくやりました。
卒業文集で、将来何になりたいかと書く欄がありまして、私は「ダンサーになりたい」と書きました。
でも本当は別に踊り手でなくても、何か創造的なことができればよかったのです。
踊りで体を動かすことも好きでしたが、自分の気持ちとか目に見えないものを形にして、人を感動させてみたいと思いました。
また、絵も好きでした。だから「絵描きになってもいいかしら?とびきり美しく、みんなが癒される絵を描きたいな」とも思っていました。
思い返せば、小さいときは夢がありました。
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私は綺麗なドレスも勿論好きですが、最も興味を持ったのはダンスシューズです。
ダイヤストーンがキラキラ光って美しく、そして、何よりも機能的な面が私をひきつけました。
私は30歳くらいのときに交通事故に遭い、それがきっかけでひょんなときに足が痛むのです。だから自然と靴選びには慎重になっていました。
ダンスシューズは綺麗なだけでなくて、履き心地も大事です。
一つ一つの靴を見ながら、自分だったらどんな靴を選ぶだろうか、足は痛くならないか、綺麗に見えるのはどんな靴か、そういう目でチェックをするようになっていきました。
そして、靴のメーカーさんを訪問し、(中には何回も通ってようやく取引に応じてくださったところもありますが、)自分が販売したいと思う靴の数を増やしていきました。
そんな時、あるお客様が店に来てくださいまして、「今までどんな靴を履いても痛くて、踊っていると頭がずきずきする、何とかしてもらえないでしょうか?」とのご相談を受けました。
そこで私は、自分がいいと思った靴を選び、更にお客様にカスタマイズしてご提供しました。
そうしましたら、そのお客様が大変に喜ばれて、「これで思い切り踊れる、こんなに痛くない靴は初めてです!」とおっしゃってくださいました。
こうやって、お客様にぴったりなシューズをご提案することで、その方がまたダンスを楽しんでいただけるのはなんて素晴らしいことなんだろうと思いました。
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ダンスシューズに特に力を入れて販売しようと考えてから、まず昔から定評のあるメーカーの各商品、上質なシューズの特徴をつかみ、イージーオーダーが可能な場合は、それに対応することにしました。
普通のダンスショップの場合、イージーオーダーをやるとしても、簡単な幅だし程度にとどまりますが、うちはたとえば、右足の親指のところだけを膨らませて欲しいとか、かなり細かいお客様のお悩みにも対応することにしました。
しかし、それでも、メーカーさんが対応しきれない場合があるのです。
そこで、オリジナル品を開発し、もっと細かくお客様のご要望に対応しようと考えました。
また、その頃、フラメンコシューズが自分の足に合わないまま練習を重ねた結果、歩けないほど痛みが増してきました。
このことにより、「自分自身の足を実験台にして靴作りをする時期」がやってきたように感じました。
そして、出来上がったのが、オリジナルシューズの「アモル(フラメンコ靴)」と「アミリス(社交ダンス靴)」です。
次に「カクテル」「エルフ」「レオノーラ」と開発していきました。
カクテルは、甲が薄く、足が前に滑りやすい人に対応するよう作ってあります。
一番開発しやすかった「まずは自分の足に合うシューズ」から取り組んでみたのです。
形もベルト付きで、カクテルはシングルベルトしか付けられませんが、アミリスは当時としては珍しいダブルベルトのデザインでした。(今は結構、似たようなデザインがあるのですが。)
市販のシューズで合う方には、まずはそれをお勧めしていますが、(納期や金額的なものもありますし)どうしても合わないと言う方にはイージーオーダーでアミリスやカクテル・レオノーラをお作りしています。
「この靴でなければ、もうダンスは踊れない!」とまでおっしゃっていただく熱烈なご愛用者様もおいでになり、今は企画開発してよかったと思っているところです。
「足が疲れない、3〜5cmのシンプルでおしゃれなヒールの靴」というのはなかなか見当たりません。
そういう靴を作り、世の中の多くの人が、「踊るように」軽やかな足取りで巷を闊歩していただけるよう、微力ながらお手伝いが出来ればこの上なく幸せです。
小さいころに漠然と思っていた私の将来への希望、つまり「目に見えないものを形にして、人を感動させたい」「癒しを与えたい」というのは、多分「みんなの足取りを軽くして、『歩くって、そして踊るってこんなに楽しいのだな!』と思っていただく」ということにつながるのでしょう。
とても幸せな時間をお客様と共有できて、私自身充実していることを嬉しく感じております。
踊るように軽やかに歩けて、そして美しいバラの花が咲くように・・・
より動きやすく、より美しくを目指した、快適シューズがRoserisです。
Rose+RISで、「RISが街中に咲かす薔薇」を意味しております。
ダンスをなさる方も、実生活に履かれたい方もどうぞお試し下さい。
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